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深い谷間から抜け出せるか

 

 

日本人の高等教育は、35歳くらいまでかかる時代が来ている。

高校生は卒業時点でほとんどが高校卒業程度の学力はついていない。

その比率は、おそらく90%を超えるというような生易しいものではない。

地方と学校にもよるが

ほとんどの者が予定の学力は身につけていないまま卒業している。

 

 

もちろん、能力は低下していないゆえ

仕上げるのに長い年月がかかるということと同義である。

大学教育は言うに及ばず、その影響は大学院にまで及ぶ。

おまけに、わずか2年の修士過程はその半分が就活に費やされ

研究などというものとは程遠い姿という。

 

 

経団連は東大をはじめとする

大学側からの悲痛な叫びともつかぬ嘆きを全く解しない。

さらにさらに、国家予算の衰退は

特に基礎研究部門などの研究費を枯渇させる。

 

 

おそらく、この状態で推移すれば

教育系や理学系の事実上の消滅は近い。

研究費が年間数十万円しかないというこれらの学部の博士過程は

これまた学生を仕上げられない。

 

 

ただでさえ大昔から博士号取得者の就職は限られているところにこの有様である。

採用する企業から見れば、国際的には

日本人の採用自体が成り立たないこの時代に

何もできないオーバードクターのコストを吸収するインセンティブは

どこにも見当たらない。

 

 

就活に失敗した者の引き受け先としての大学院は

予算規模を拡大したいという大学側の官僚体質が

その破綻を加速させたという一面をもつ。

この時代における研究者志望の若者は

学部にもよるが、35歳論を覚悟すべき時代なのではないだろか。

 

 

まさに、産業と学問のネガティブスパイラルはその出口が見当たらないでいる。

 

 

楠山敬志 * - * 10:44 * comments(0) * trackbacks(1)

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